日頃より、当施設への深いご理解とご協力を頂きまして感謝申し上げます。
ご家族の皆様には大変ご心配をおかけしており誠に申し訳ございません。既にお知らせしている多床室5階、そして8月25日以降の多床室1階の新型コロナ感染症の現在の状況についてご報告をさせていただきます。
多床室5階は8月30日に一斉PCR検査を行い、その時に判明した無症状の陽性者3名以降、コロナ感染の陽性者は出ておりません。現在、フロアは健康観察期間に入っております。入居者7名(ショート含む)(入院2名 コロナ治療は終了。他疾患、体調回復の為入院中)職員3名(全員復帰)。N95マスク・フェイスシールド装着で感染対策を継続しながら入居者の方々の支援に努めております。
多床室1階は8月25日の職員の家庭内感染から始まり、同日に2名の陽性者が出ておりましたが、その後、日の間隔を空けながら感染が拡がり、抗原検査で体調に微細な変化がある方々やその同室者の方々に抗原検査を行ったところ一日に7名の陽性者が判明することもありました。その都度、県のクラスター班や小田原保健福祉事務所と連携をとり対策を行ってきましたが、無症状の方もおり、入居者職員共に感染が拡大して、9月7日の一斉PCR検査では入居者2名職員2名の陽性結果が出ました。
13日現在の陽性者数
入居者20名(ショート含む。入院中3名。1名お看取りでご逝去)職員7名
医師の指示のもと、必要に応じて経口薬を投与して、重篤化の懸念のある方は入院調整をしております。日々感染解除となり安定してきている方々も増えてきています。今、漸く出口が見えてきたところです。
5階は収束に向けて動き出しました。1階は罹患されている方々が重篤化されないよう、また陰性の方々が安心して過ごすことが出来るよう引き続き感染対策を行っていきます。現場の職員もギリギリの状態で大きな波を乗り切っている状況です。多くのご家族様から励ましのお言葉をいただいております。ご心配をかけている分、日々の業務でお応えしていきたいと思っております。収束のご報告が一日でも早くできますよう努めてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
たちばなの里 施設長 加藤洋子